津島の日記

主に映画、ゲーム、日常や愚痴を書きますよ🐏

日常映画ログ:ミザリー

ミザリーを観ました〜✨スティーブンキング原作だったんですね!

 

ベストセラーのミザリーシリーズを手がける作家のポールは、毎回山奥のロッジで執筆活動を行っていた。彼は今回執筆する作品において、ミザリーの死をもってシリーズを終わらせるつもりだった。

冬の嵐の日、原稿は完成した。そして山奥から車で帰ろうとするポールだが、雪によりスリップしてしまい、車は転落、彼は気を失ってしまった。目が覚めると彼は最低限の治療を受けベットに寝かされていた。なんとアニーという元看護師の女性が彼を車から救出し、片手と両足を骨折したポールの治療までしてくれていたのだ。加えてアニーはポールの書いたミザリーシリーズの大ファンらしい。ミザリーという名前の豚を飼っているほど。そんなアニーはポールの抱えていた新作の原稿を読んでも良いかせがむ。命の恩人であるアニーにポールは快く了承。アニーは大喜びで原稿を持っていった。

しばらく寝ていると、ミザリーを死なせたことに激昂し、別人のように豹変したアニーが部屋へ入ってくる…

 

アニーがとにかくやべー。癇癪アニーが暴れる度にもう怖いとか不快とか通り越して、こいつはすごいな…と恍惚のような、とにかく圧倒されてしまいます。アニー役のキャシーベイツさんの演技力の賜物でしょうね。こんなアニー、足を奪われ監禁されてた状態のポールから見たらさぞ怖かったでしょう。癇癪持ちなので機嫌を損ねないように振る舞わなければいけないし、作品も書かせられるし、書いた作品もアニーの気に入らない展開だったら描き直させられるし。もう地獄じゃないですか。

ミザリーを見て、ファンが作品を神格化しすぎてしまうことはあまり良くないことだと思いました。作者の作品なのに、ファンの人が勝手に妄想で続きを作っていってしまうんですね。このキャラだったらこうするはずだ、とか、こんな展開になっていくに決まってるとか。そこから外れると暴走してしまいます、ファンの声に応えるか、自分の考えたストーリーを素直に書くか、クリエイターさんたちの悩みどころだと思います。私は自分は作品を与えられる側に過ぎないことを心にとどめておきたいです。